【はり・灸】双葉鍼灸院　〜横浜市内・出張専門〜：灸について

　灸について

灸についても、伝来するのは鍼と同じ6世紀頃とされています。

材料はヨモギを乾燥させ、さらに精製されるともぐさ（艾）と呼ばれるものになります。
草餅などでよく知られています。
もぐさにはチネオールという精油が含まれていて、火をつけた時に香の主成分です。

灸は熱い、という印象が多いと思いますが、灸にもいろいろな種類があります。
直接灸のような皮膚に直につけて火をつけるものや、灸頭鍼や竹の輪灸、台座灸のような隔物灸であれば、熱すぎるということはありません。

冬の寒い時期はもちろん、夏の電車やバス、出先での冷房で冷えた体にもお灸は大変有効です。
特に風の当たりやすい首や肩等は風が当たりやすく冷えやすいので、お灸の暖かさは良いですよ。
火の暖かさというのは体にしみこむ感じがして大変気持ちのいいものです。

　当院で行うお灸の種類

・直接灸

艾を指でひねり、米粒の半分の大きさのものでお灸をします。

身体の状態を見ながら、小さくする場合もあります。
熱感が苦手な方には燃えきる寸前に指で火を消す8分灸などもできます。

・灸頭鍼

鍼を打った上に丸めた艾をつけ、そこに火をつける方法です。

肌とはある程度距離があり、火の暖かさが非常に気持ちがいいですよ。
冷えやむくみなどによく効きます。

・箱灸

木や竹でできた箱の中に艾や艾を固めて棒状にした棒灸で、持続して熱を入れる方法です。

こちらも熱感が柔らかで気持ちがいいものです、慢性腰痛や冷えなどに効きます。

　灸の治療的作用

造血作用	灸刺激による赤血球の増加、白血球の増加
止血作用	血小板の動きを助け、血液凝固時間の短縮
強心作用	循環器系に対する作用